中国の立春~春餅~

中国の立春で良く食べられる、「春餅」のレシピをご紹介します。

●●●春餅●●●

〈材料〉 16枚分
春餅
強力粉••••••••••200g
ごま油••••••••••大さじ1
熱湯••••••••••••150ml
鶏肉••••••••••••2枚
塩••••••••••••••少々
こしょう••••••••少々
長ねぎ(白髪ねぎ)••••••••適量
きゅうり(千切り)••••••••適量

タレ
甜麺醤••••••••••大2
はちみつ••••••••大2
しょうゆ••••••••小1
五香粉••••••••••小さじ1/2

〈作り方〉
①薄餅を作る。
ボウルに強力粉とごま油をいれて混ぜ、熱湯を少しずつ加えながら箸で混ぜる。ぽろぽろになってきたら手でこねてなめらかに。硬く絞った濡れ布巾をかけて3分ほど休ませる。
②生地を打ち粉をした台に出し、直径3cmの棒状に伸ばす。16等分に切り分け、約12-3cmに広げる。
③1枚の表面にごま油(分量外)をうすく塗り、もう1枚を重ねる。これを8組作る。
④フライパンを弱火で熱し、生地を1組ずつ入れ蓋をして焼く。少しすると上の1枚が膨れてくるので裏返し、両面を焼く。温かいうちに2枚にはがし、濡れ布巾をかける。
⑤鶏肉は塩こしょうで下味をつけ、フライパンで焼く。2cm幅に切る。
⑥薄餅に鶏肉や白髪ねぎ、きゅうり、混ぜておいたタレを巻いていただく。

中国の立春は、日本でいうお正月の位置づけ。
新年を祝う人々・その年最大のイベントで街全体がお祝いムードの中、縁起の良い伝統的な料理も見どころ。
中でも、中国北方では餅(チュンビン)が定番!歴史は2000年前の春秋戦国時代に遡るのだとか。揚げない春巻の様なイメージで、薄皮のもちもちとした食感がたまりません。
豊かな芳香が特長の紹興酒「曲渓」と合わせれば、中国気分を味わえること間違いなし!

ちなみに…
紹興酒とは、中国の伝統的なお酒・黄酒の一種。その中でも紹興市で製造されたものにしか与えられない名前です。紹興市は中国屈指の水郷地帯で、紹興酒はその名水を使うのが条件なので、それが味わいの良さにもでているのです。